今回はシュロ縄について少しお話ししたいと思います。
棕櫚(シュロ)というヤシ科の植物の皮、繊維をより合わせて作った縄の事です。
植栽をした時の支柱
元は少し赤っぽい色をしています。黒いものは墨で黒く染めてあります。
どちらがどう使うという用途別の色分けはありませんが、造園業界において竹垣などを縛るには、黒い方が一般的です。
シュロ縄はホームセンターなどで売られていますので、ご家庭でも園芸用として購入可能です。
ご自分で植栽後に支柱を立てたい時などちょっと使いたい時は赤い方を使用するのがいいかと思います。
なぜなら・・・シュロ縄は濡らして使うのが基本。黒い方は結んでいるうちに手が真っ黒になります(笑)
とにかく石鹸でごしごし洗っても3日くらいは落ちません。(笑)
手袋でやれば・・・結べないんですよこれが。
素手でやらないと締まらないんです。職人は、真っ黒に手を汚しながら綺麗に生け垣、竹垣をつくるんです。
水で濡らすのも、シュロ縄は乾くうちに締まっていくのものなので、濡らしてしっかり縛ることでほどけにくくなるので、濡らさないといけないんです。
あと、ごわごわするので手がこすれて痛いです。(笑)
慣れてくると皮が厚くなるのか、そこまでなんですがね。(造園技能士の資格を取るのにひたすら結ぶ練習をしました。)
身につくと久しぶりに結んでも忘れないものですね☆
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